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〜いびきは病気です〜

いびき・無呼吸症候群(SAS)は空気の通りが悪い事が原因です。
いびき、無呼吸症候群の治療では原因を見定め、症状、目的に合った治療が必要です。


 アレルギー性鼻炎・・・・・・・・・・・・・日帰りレーザー手術
 鼻中隔湾曲症、副鼻腔炎等・・・・・・・・・入院手術(約1週間程度)

のど
 のどちんこ周りの組織のたるみ・・・・・・・日帰りレーザー手術
 アデノイド、扁桃腺肥大症・・・・・・・・・入院手術(約1週間程度)
 あごの骨が小さい等骨格の問題・・・・・・・矯正器具装着
 肥満によるのど周りの狭窄・・・・・・・・・減量

上記が主な原因と治療指針です。
近年、C-PAPと呼ばれる鼻から空気を強制送気する装置を使用する際に、鼻づまりやのどちんこが大きくのどが狭い状態だと、かえって苦しくなり、安眠が妨げられることが起こります。結果、C-PAPの継続が難しくなります。このような場合は耳鼻咽喉科医と相談しないとC-PAPが無駄になります

いびきは、他人には迷惑をかけているけれど、自分には迷惑をかけていない・・・と思いがちですが、これは大きな誤りです。いびきをかく人とかかない人を比べると様々な違いがあります。
1、 いびき常習者は約2倍の確率で高血圧になっている。
2、 自分のいびきによって睡眠が浅くなる
3、 体が疲れやすい
4、 睡眠時無呼吸症候群になりやすい
5、 心臓や脳の致命的な病気につながることがある
というような事がデータとして残っています。

〜いびきのレーザー治療は画期的な治療です〜

いびきの治療には様々なものがありますが、根本的な治療を行うのであれば、手術を行うのが最も効果的です。これまでのいびきの手術というのはたいへん大がかりなもので、約一週間の入院が必要でした。のど粘膜をカットするのですが、全身麻酔で出血が多く、止血も大変だったのです。
レーザー手術は画期的な手術方法で、局所麻酔をし、レーザーメスでのどちんこの周辺部分をカットするというものです。手術の痛みは少なく、出血も殆どありません。さらに、手術時間は約15分、入院の必要もないのです。
安全で入院の必要が無く、声が変わってしまうこともない、素晴らしい方法がレーザーによって実現したのです。

いびきのレーザー治療は保険が適用されますので、ほとんどの場合2〜3万円で治療が可能です。




良くあるご質問
Q1.なぜいびきが出るのですか?
Q2.いびきの原因は何でしょうか?
Q3.いびきが大きな病気の原因となるのはなぜですか?
Q4.レーザー手術のメリットは何ですか?
Q5.レーザー治療以外の治療法との違いは?
Q6.安心して治療を受けられる病院を選ぶにはどうすればよいですか?


Q1.なぜいびきが出るのですか?
〜気道がふさがれることでいびきは発生します〜
いびきの多くは、のどの奥にある口蓋垂(のどちんこのこと)の横の粘膜が呼吸の度にブルブルと振動することによって起こります。
睡眠中は、気道を拡げる機能が低下して、気道をふさいでしまう場合があります。また、仰向けに寝ると下がのどの奥に下がりやすくなって気道をふさいでしまう事もあります。こうして気道がふさがれることによっていびきが発生するのです。
原因が見あたらない場合は、自律神経の失調によるものと考えられます。


Q2.いびきの原因は何でしょうか?
〜体型やのどの疾患、ストレスなどが考えられます〜
太り気味の方、肥満の方は一般にいびきをかきやすくなります。これは、首についている脂肪がのどを圧迫するので舌がのどの奥に下がりやすい為です。同様の理由から、あごの小さい方もいびきをかきやすい体型と言えます。
蓄膿症やアレルギー鼻炎、などの鼻の疾患や、アデノイドや口蓋扁桃肥大などののどの疾患もいびきの原因となる場合があります。
その他、ストレスによっていびきをかきやすくなる場合や、歳をとって気道が狭くなることでいびきをかくようになる場合などがあります。


Q3.いびきが大きな病気の原因となるのはなぜですか?
〜睡眠時無呼吸症候群は要注意です〜
眠っているときに一時的に呼吸が止まってしまう症状は「睡眠時無呼吸症候群」と呼ばれ、この症状は知らず知らずのうちに脳や心臓に負担をかけ、放っておくと死に至ることさえあります。
いびきをかく人の中にはこの症状に陥っている人がいて、これは早く治療を行わなくては危険です。


Q4.レーザー治療のメリットは何ですか?
〜レーザー手術は安全で入院の必要のない画期的な治療です〜
レーザー治療のメリットをまとめると
・ 痛みが少ない
・ 局所麻酔で行える
・ レーザーの作用で血管がすぐに塞がる為、出血が少ない
・ 手術時間が約15分と短く、日帰りで行える
・ 声が変わる心配がない
などがあげられます。


Q5.レーザー治療以外の治療法との違いは?
いびきの治療には、外科的な手術、薬による治療、マウスピース法、鼻腔持続抑圧呼吸法(C−PAP法)などがあります。
外科的な手術は大がかりなものとなり、約一週間の入院が必要でした。全身麻酔で出血も多く、患者さんへの負担は大きなものでした。
薬による治療はひどいいびきや閉塞型の無呼吸症候群には適しておらず、マウスピース法やC−PAP法は、毎日装着しなければならないため、根本治療とはいえません。
また、いびきを防ぐテープグリップや枕、いびき抑制ベルトなどのいびき防止グッズは、軽度のいびきであれば効果があるかもしれませんが、一時しのぎになることが多いようです。


Q6.安心して治療を受けられる病院を選ぶにはどうすればよいですか?
〜レーザー治療の効果やリスクを理解し、環境の行き届いた病院を選択しましょう〜
レーザー治療を選択する上で一番重要なことは、安心して治療を受けられる病院を選択することだといっても過言ではありません。レーザー治療は安全であることが特徴であるはずなのですが、十分な知識や技術、治療環境が整っていない施設では、十分な効果と安全性を得られるはずがないからです。
患者さんとの話し合いを持ち、レーザー治療の特徴や考えられるリスク等を説明し、十分な理解を得られた上で治療を行わなくてはなりません。また、治療前の検査や治療後のアフターケアが行き届いていることも病院にとって必要な条件です。
病院を選び最終的にレーザー治療を受けるかどうかを判断するのは、患者さん自身です。当協会では、必要な条件をクリアした病院の紹介をいたしますが、それが必ずしも患者さんの治療の成功を保証するものではありません。十分に病院側の説明を聞き、レーザー治療を受けるかどうかの判断を行ってください。

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