日本臨床医療レーザー協会 STEP
 

美容医療トップ

〜増加し続ける前立腺肥大症〜

「最近、オシッコが近くなって…。夜中に何度も起きてしまうんだよ」「そりゃあ、歳だよ。俺だって昔のようにオシッコの勢いがないもんな」
40代を過ぎて、こんな会話をしたおぼえのある方は多いと思います。これは、歳のために避けられないものではなく、多くの場合は前立腺肥大で治療することが可能です。
前立腺肥大症の患者数はここ20年以上、増加し続けて、現在では50歳以上の3,4人に1人が患者だと言われています。

〜前立腺肥大症の3つの段階〜

第1期 膀胱刺激症状期
前立腺が肥大し始め尿道を刺激するため、尿の回数が増えます(頻尿)。排尿後2時間以内に尿意をもよおすなら、頻尿です。さらに、尿意をもよおしてトイレに行ってから尿が実際に出るまでに時間がかかるようになります。
第2期 残尿発生期
膀胱を収縮させる筋肉の力が弱まり、膀胱内の尿を完全に出すことができなくなるため、排尿しても尿が完全に出きらなくなります。第1期には残尿感はありません。また、まれに出血することもあります。
第3期 膀胱拡張期または慢性尿閉期
 残尿が進み、400cc以上の尿が常にたまった状態になります。この状態が長く続くと、膀胱の筋肉が伸びきってしまい、異常に拡張します。また、尿意があるにもかかわらずオシッコがまったく出ない(尿閉)状態が突然訪れます。

〜画期的なレーザー治療法〜

第1期には薬物投与を行います。第2期の初期には経尿道的レーザーバルーン高温度治療法(TUBAL-T)や他の高温度治療法、第3期には経尿道的マイクロ波高温度治療法が行われるようになりました。前立腺の肥大した部分を削ることなく、傷つけることなく、しかも簡単(手術時間は1時間程度)に治療することが可能になったのです。この経尿道的レーザーバルーン高温度治療法(TUBAL-T)は健康保険の適用を受けております。お気軽にお問い合わせください。




良くあるご質問
Q1.前立腺肥大の症状は?
Q2.治療の必要はありますか?
Q3.レーザー治療のメリットは何ですか?
Q4.レーザー治療に危険は伴いませんか?
Q5.治療効果はどのくらいですか?
Q6.安心して治療を受けられる病院を選ぶにはどうすればよいですか?


Q1.前立腺肥大の症状は?
前立腺肥大症の症状としては
排尿の数が増える(頻尿)
夜間の排尿の回数が増える(夜間頻尿)
尿の勢いがなくなる
尿が細くなる
尿が完全に出きらない(残尿感)
いきんでも尿がなかなか出ない
尿がまったくでない(尿閉)
などがあります。オシッコの調整を行う前立腺が腫れあがり、尿道や膀胱が圧迫されて、排尿時に様々な支障が出てくるのです。


Q2.治療の必要はありますか?
前立腺肥大は、尿閉期になると尿意はあるのにオシッコが出ない状態になります。そうなると、膀胱炎を起こしていることが多く、腎盂炎・腎不全・尿毒症に至っている方も見受けられます。この、腎不全・尿毒症は、生命を脅かす危険のある、大変恐ろしい病気です。こうなる前に治療をしておくのが賢明といえるでしょう。


Q3.レーザー治療のメリットは何ですか?
レーザー手術の利点としては
 少量の血尿
 極少の副作用
 術後の合併症が殆どない
 軽い尿道麻酔で良い
といったことがあげられます。

これらの利点を生かすことで、これまで治療が出来なかった患者さんも、手術を受けることが出来るようになりました。
 高齢者で手術の負担を軽くしたい方
 循環器系・脳神経系、その他に問題があって手術が困難な方
 薬物の副作用に問題のある方
 多忙で早く退院したい方
 血友病など血液凝固因子に問題のある方
などにとっては朗報といえるでしょう。


Q4.レーザー治療に危険は伴いませんか?
治療前に入念な検査を行うようになっています。血液検査・超音波検査・尿検査・触診・問診によって前立腺肥大症の詳細を知ることが出来ます。
治療はコンピューターによる制御と医師の監視によって全く安心して受けられます。


Q5.治療効果はどのくらいですか?
前立腺肥大症は良性の病気ですので、適切な治療を行えば症状は改善します。
前立腺肥大症と似た症状の病気には「前立腺ガン」や「膀胱ガン」などのような早急な治療を要するものもありますので、早めに検査を受けられることをお薦めします。


Q6.安心して治療を受けられる病院を選ぶにはどうすればよいですか?
〜レーザー治療の効果やリスクを理解し、環境の行き届いた病院を選択しましょう〜
レーザー治療を選択する上で一番重要なことは、安心して治療を受けられる病院を選択することだといっても過言ではありません。レーザー治療は安全であることが特徴であるはずなのですが、十分な知識や技術、治療環境が整っていない施設では、十分な効果と安全性を得られるはずがないからです。
患者さんとの話し合いを持ち、レーザー治療の特徴や考えられるリスク等を説明し、十分な理解を得られた上で治療を行わなくてはなりません。また、治療前の検査や治療後のアフターケアが行き届いていることも病院にとって必要な条件です。
病院を選び最終的にレーザー治療を受けるかどうかを判断するのは、患者さん自身です。当協会では、必要な条件をクリアした病院の紹介をいたしますが、それが必ずしも患者さんの治療の成功を保証するものではありません。十分に病院側の説明を聞き、レーザー治療を受けるかどうかの判断を行ってください。

戻る


Copyright2001 - NPO法人日本臨床医療レーザー協会